专利摘要:

公开号:WO1986007099A1
申请号:PCT/JP1986/000257
申请日:1986-05-20
公开日:1986-12-04
发明作者:Youichi Ohoya;Akihide Hirano
申请人:Kurita Water Industries Ltd.;
IPC主号:C23G1-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] 緑青除去剤、 緑青除去剤の製造方法
[0003] 及び緑青除去方法
[0004] 技術分野
[0005] 本発明は緑青除去剤、 緑青除去剤の製造方法及び緑青 除去方法に係 り 、 特に銅及び銅合金の地金を侵す こ と な く 緑青のみを選択的かつ効果的 に除去し、 銅基材の腐食 を防止す る こ と が で き る緑青除去剤、 緑青除去剤の製造 方法及び緑青除去方法に関す る。
[0006] 背景技術
[0007] 熱交換器等の系内の銅基材を有す る機器は、 長期間使 用す る と 孔食等の腐食が起こ り 、 こ れは時間の経過 と共 に進行 し、 装置に重大な欠陥を与え安定運転を阻害す る 原因 と な る。
[0008] 従来、 基材表面に生成す る酸化銅を舍む腐食生成物を 除去す る方法 と し て ほ塩酸あ る い ほス ル フ ァ ミ ン酸を用 い た酸洗浄が行われてい る。
[0009] し か し なが ら、 酸洗浄では洗浄廃液が P H 1 〜 4 の強 酸性溶液で あ る こ と.か ら、
[0010] ① 銅地金に対 し て腐食性を有す る ため、 機器の腐食損 傷を生じ る危険があ り 、 長時間の洗浄ほで き ない。
[0011] ② 洗浄に よ り 溶出 し た銅イ オ ン が、 鉄表面に電着 し、 新た な二次腐食が生じ る。
[0012] ③ 洗浄後、 十分に水洗 し、 酸を洗い流さ な ければな ら ない。 酸が残存 し た場合、 そ の場所か ら孔食等が生じ る おそれがあ る。
[0013] 等の問題点があ り 、 従来 に お い て は、 い ずれの方法 に よ っ て も銅の腐食生成物を効果的 に除去す る こ と ほで き なか っ た。
[0014] と こ ろ で、 従来、 腐食防止を 目 的 と して緑青を除去す る と い う 考え方は な さ れて お ら ず、 緑青専用の洗浄除去 剤は提案さ れてい ない。
[0015] なお特公昭 4 7 - 4 1 2 3 0 号公報に は、 銅表面の洗 浄に際 し て ヒ ド ラ ジ ン を用い る こ と が開示さ れてい る。 しか し なが ら、 同号公報に記載の発明は銅表面の銅又は 酸化銅を も除去す る も のであ る。 しかも、 洗浄剤に ほ酸 も必須成分 と さ れてレ) る。 即ち、 こ の方法は酸で銅を溶 か し て チォ尿素 と キ レー ト 化合物を生成さ せ、 その際の 溶解度を高め る ため に ヒ ド ラ ジ ン を加え る も のであ る。 こ の方法で ほ、 スケール と し ての酸化銅のみな ら ず防食 の ため に生成 し てい る銅表面の酸化銅層を も除去 し て し ま う こ と か ら銅基材表面が著し く 活性化さ れる こ と と な る 。 そ の上、 洗浄後、 酸が残留 し た場合、 こ れが腐食 の原因 と な る 可能性 も あ る 。 こ の た め、 特公昭 4 7 — 4 1 2 3 0 号公報に記載の洗浄剤は、 緑青の選択除去に は不適で あ る。
[0016] 発明の開示
[0017] 本発明の 目 的は、 上記従来技術の問題点を解決 し、 極 めて優れた効果を有する緑青除去剤、 緑青除去剤の製造 方法及び緑青除去方法を提供する こ と に あ る。 本発明の他の 目 的 は、 基材 に対す る 腐食性が な く 、 装 置運転 に 悪影響を及ぼす こ と の な い緑青除去剤、 緑青除 去剤の 製造方法及び緑青除去方法 を 提供す る こ と に あ る 。
[0018] 本発明の別の 目 的 は、 -処理操作が容易 な緑青除去剤、 緑青除去剤の製造方法及び緑青除去方法を提供す る こ と に あ る 。
[0019] こ の 目 的 は、
[0020] ヒ ド ラ ジ ン を舍む こ と を特徴 と す る 緑青除去剤、 ヒ ド ラ ジ ン と 銅用防食剤 と を混合す る こ と を特徴 と す る 緑青除去剤の製造方法、
[0021] 及び . λ
[0022] ヒ ド ラ ジ ン を洗浄水中 に 添加す る こ と を特徴 と す る 銅 基材の緑青除去方法、
[0023] に よ っ て達成 さ れ る 。
[0024] 以下 に 本発明を詳細 に説明す る 。
[0025] 本発明 は 、 緑青 と 孔食 と が不可分の 関係 に あ り 、 銅 基材 に 綠青が存在す る と そ の 下層 に お い て 銅の 孔食 が 進行す る こ と に 注 目 し 、 緑青 を 洗浄除去す る こ と に よ り 孔食 の 発生、 進行 を 防止 し ょ う と す る も の で あ る 。 本 発 明 で 言 う 緑青 と は 、 塩基性炭 酸 銅 C u C 0 3 · C u ( H O ) 2、 水酸化銅 C u ( O H ) 2、 硝 酸 銅 C u ( N 0 3 ) 2 、 塩 基 性 硝 酸 銅 C u ( N 0 3 ) 2 ♦ C u ( O H ) 2、 ピ ロ リ ン 酸銅 C u P 2 0 7 、 リ ン 酸第 2 銅 C u 3 ( P 0 4) a 、 リ ン 酸水素銅 C u H P 0 4 、 塩基性硫 酸銅 C u S 0 4 · 3 C u ( O H ) 2な ど、 銅の腐食に よ つ
[0026] て生成 し た緑色の腐食生成物を指す。
[0027] 本発明の緑青除去剤 は ヒ ド ラ ジ ン を含む も の で あ る
[0028] が、 本発明 に おいて ヒ ド ラ ジ ン の含有量は、 特に制限は
[0029] な レヽ が、 通常 は 1 0 〜 5 0 重量% 、 好 ま し く は 2 0 〜
[0030] 4 0 重量%で あ る こ と が望ま しい。
[0031] なお、 本発明 に おいて は、 処理対象 と す る銅表面に生
[0032] 成 し てい る酸化銅防食膜を保護 し、 緑青の選択的除去効.
[0033] 果を向上さ せ る ため に、 緑青除去剤は ヒ ド ラ ジ ン と と も
[0034] に銅用防食剤を含有 してい る こ と が好ま しい。
[0035] 銅用防食剤 と し て は、 ベ ンゾチ ア ゾールや、 メ ルカ ブ
[0036] ト ベ ン ゾチ ア ゾール、 ベ ン ゾ ト リ ア ゾール、 ト リ ル ト リ
[0037] ァゾール等の ァゾール類が挙げ ら れ、 その含有量は ヒ ド ° ラ ジ ン に対する重量比で 0 . 0 5 〜 2 0 重量%程度と す
[0038] る の が好 ま し い。
[0039] こ の よ う な本発明の緑青除去剤は、 緑青の発生 し た箇
[0040] 所に効果的 に使用可能で あ る が、 例え ば、 一般的な冷却
[0041] 水ブラ ン ト の銅熱交換器、 タ ーボ冷凍機、 吸収式冷凍機
[0042] の銅熱交換器チ ュ ー ブ 、 エ ア ハ ン ド リ ン グ ュ ニ ッ ト ゃ
[0043] フ ァ ン コ イ ルユニ ッ ト 等の空調機器、 その他銅建材等の
[0044] 洗浄に極めて有効であ る。
[0045] 次 に 本発明の緑青除去剤の製造方法 に つ い て説明す
[0046] る 。
[0047] 本発明の緑青除去剤の製造方法は、 ヒ ド ラ ジ ン と 銅用
[0048] 防食剤 と を混合す る も の で あ る 。 混合 に 当 っ て は、 ヒ ド ラ ジ ン 及び銅用防食剤を、 必要
[0049] に応 じ てベース水を準備 し て こ の水中 に添加 し て攪拌す
[0050] れば良い。 こ の場合、 ヒ ド ラ ジ ン の添加量は得 ら れ る 緑
[0051] 青除去剤中の ヒ ド ラ ジ ン 濃度が 1 0 〜 5 0 重量% と な る
[0052] よ う に 、 ま た 、 銅用 防食剤 は そ の 濃度が ヒ ド ラ ジ ン の
[0053] 0 . 0 5 〜 2 0 重量 % と な る よ う に 添加混合す る 。 な
[0054] お、 銅用防食剤 と し て は、 前述 し た ァ ゾール茶化合物の
[0055] 1 種又は 2 種以上を用い る こ と が で き る 。
[0056] ヒ ド ラ ジ ン と 銅用防食剤の混合処理条件は特 に 制限は
[0057] ない が、 通常は温度 5 〜 5 0 で 程度で行 なわ れ る 。 こ の
[0058] 混合 は 、 回転攪拌機 や ラ イ ン ミ キ サ を 用 い る こ と に よ
[0059] り 、 迅速 に行な う こ と が で き る 。
[0060] 以下 に こ の よ う な本発明の''緑青除去剤を 用 い る 本発明 ' の緑青除去方法 に つい て説明す る 。
[0061] 本発明の緑青除去方法は、 上述の本発明の緑青除去剤
[0062] を洗浄水 中 に 添加 し て 綠青 を 洗浄除去す る も の で あ る
[0063] が、 そ の洗浄方法 と し て は 、
[0064] ① 本発明の緑青除去剤を必 に応 じ て水等で希釈 し て
[0065] 洗浄液 を 調製 し 、 洗浄液 を 容器 に 入れ 、 洗浄対象部
[0066] 材 を そ の ま ま あ る い は分解 し て 浸漬す る ( バ ッ チ 方
[0067] 式 ) 。 こ の場合、 必要 に応 じ て洗浄液を攪拌す る 。
[0068] ② 洗浄対象の機器の運転を中止 し、 調製 し た洗浄液を
[0069] 対象部 に循環供給す る ( バ ッ チ方式) 。
[0070] ③ 運転中 に お い て 、 循環液中 に本発明の緑青除去剤を
[0071] 所定量間欠的 に 添加 し て 循環 さ せ る ( 0 S R R ( O n ' Stream Rust Remover)方式。 こ の方式 は熱交換器等の 処理 に適 し、 運転 し なが ら緑青を除去 し、 除去さ れ た 緑青は ブ ロ ー水 と 共 に 系外 に排出 さ れ る 。 )
[0072] の 方法が挙 げ ら れ る 。 な お 、 処理温度 は い ず れ も 0 〜
[0073] 1 0 0 が適当で あ る 。
[0074] こ れ ら め 方法 の う ち 、 特 に ③ の 0 S R R 方式 に よ れ ば、 運転中、 洗浄時に所定量の緑青除去剤を添加す る だ け で良い た め、 任意の頻度で処理す る こ と がで き、 使用 量も 比較的少量で良 く 、 洗浄回数を多 く す る こ と も可能 で あ る 。
[0075] 本発明の緑青除去方法 に おい て ほ、 上記バ ッ チ方式あ る い は 0 S R R方式のいずれの処理方法 に おい て も 、 処 理系內の ヒ ド ラ ジ ン の初期濃 έが 5 0 p p m以上 と な る よ う に本発明の緑青除去剤を添加す る こ と が好 ま し い。 洗浄開始時の系内の初期 ヒ ド ラ ジ ン濃度が 5 0 p p m未 満で あ る と 、 緑青除去効果が低 く な る 。 ヒ ド ラ ジ ン濃度 は 5 0 p p m以上で あれば、 良好な洗浄効果を発揮 し得 る 。 た だ し、 あ ま り に高濃度 と な る と 、 処理対象基材 に 悪影響を及ぼす可能性も あ る の で、 処理系内の ヒ ド ラ ジ ン濃度は 3 %程度以下 と す る の が好 ま し い。 処理系内の ヒ ド ラ ジ ン濃度は 、 と り わ け 8 0 〜 2 0 0 p p m の範囲 と な る よ う に す る の が好 ま し い。
[0076] 本発明 に おい て は、 ヒ ド ラ ジ ン の作用 に よ り 、 緑青を 還元溶解、 あ る い ほ キ レ ー ト 溶解 し、 極め て効率良 く 除 去す る こ と がで き る 。 し か も 、 ヒ ド ラ ジ ン は銅又は鉄 に 対す る 腐食性を有さ ない た め、 二次腐食等の問題は解決 さ れ る 。
[0077] 従 ? て、 こ の よ う な優れ た作用 を有す る ヒ ド ラ ジ ン を 含む本発明の緑青除去剤及びそ の そ れを用 い る 本発明の 緑青除去方法 に よ れば、
[0078] ① 緑青の み を選択的かつ効果的 に 除去す る こ と が で き る 。
[0079] ② 除去さ れ た緑青 は、 ヒ ド ラ ジ ン の作用 に よ り 鉄表面 に電着す る こ と は な い。 こ の た め、 二次腐食ほ防止さ れ る 。
[0080] ③ 酸化銅の防食被膜を除去す る こ と は ない。 従 っ て、 酸洗浄の如 く 、 本発明の緑青除去剤 に よ る 処理で基材 が活性化 さ れ る こ ^ 'は な く 、 極め て良好な状態 に基材 を保持で き る 。
[0081] ④ 銅及び鉄 に対す る腐食性が な い。 従 っ て 、 長時間の 除去処理も 問題が ない。 ま た 、 処理後本剤が残留 し て も 腐食の原因 に な る こ と は ない た め、 処理後の水洗を 軽減す る こ と も 可能で あ る 。
[0082] ⑤ 熱交換器等を処理す る場合、 本発明の緑青除去剤 は 運転 に 悪影響を与 え る こ と が な い た め、 運転中 に循環 水 に添加 し て使用す る こ と が で き 、 処理操作が容易で あ る 。
[0083] 等の利点 を有す る 。
[0084] 従 っ て、 本発明の緑青除去剤及びそ れを 用 い た緑青除 去方法 に よ れ ば、 緑青の除去を短時間で極め て良好 に行 う こ と がで き 、 こ れ に よ り 基材の孔食等の腐食を防止す る こ と が可能 と なる。
[0085] ま た、 こ の よ う な本発明の緑青除去剤は本発明の製造 方法に よ り 容易に製造さ れる。
[0086] 発明を実施す る ための最良の形態
[0087] 以下に実施例及び参考例を挙げて本発明を更に具体的 に説明す る が、 本発明ほその要旨を超え ない限 り 、 以下 の実施例に限定さ れる も ので はない。
[0088] 実施例 1
[0089] 水道水に表 1 に示す量の ヒ ド ラ ジ ン を添加 し た洗浄液 を調製 し、 各々 1 ^ 容の ビーカー に採 り 、 2 0 で恒温槽 内に静置し た。 ビーカー内に はス ター ラーを入れ常時緩 速攪拌を行 っ た 。 こ の洗浄液中 に緑青が付着 し てい る 9 . 5 m m 0 、 長さ 7 5 m mの試供銅チ ューブを懸垂さ せ、 それぞれ 1 時間洗浄 し た後、 チ ューブを抜き 出 し、 洗浄液中の全銅量を測定し た。 ま た、 洗浄後の銅チ ュー ブの外観を観察 し、 残留具合を調べた。
[0090] 結果を表 1 に示す。
[0091] レ k' フ ·ンίゥ 、ンノ
[0092] 添 加 量 1 0 3 0 5 0 1 0 0 2 0 0 ( P P m ) 洗 浄 液 中
[0093] の 全 銅 量 0 . 3 0 . 9 1 . 7 6 . 8 7 . 2
[0094] ( P P m ) 緑 青 の
[0095] C B A A A
[0096] 残留程度※
[0097] ※ 肉眼観察 A ···完全 に 除去
[0098] B ·"部分的 に残留 い "残留 実施例 2 実施例 1 に お い て 、 ヒ ド ラ ジ ン 8 0 p p m 及ぴメ ル カ ブ ト べ ン ゾチ ア ゾー ル 1 0 p p m を添加 し た洗浄液を用 い た こ と 以外 ほ、 同様の洗浄操作を行な,い、 洗浄後の洗 浄液中 の 全銅量の 測定及び銅 チ ュ ー ブ の 外観 の 観察 を 行 っ た。 そ の結果、 洗浄液中の全銅量は 4 . 6 p p m で あ り 、 ま た 洗浄後の 銅 チ ュ ー ブ に は緑青 は 全 く 見 ら れ ず、 極め て良好な洗浄効果が発揮さ れ た こ と が認め ら れ た。 実施例 3 吸収式冷凍機の吸収器 に 用 い ら れ た、 部分的 に緑青が 発生 し て い る銅チ ュ ー ブ に つ い て本発明剤 に よ る 洗浄を 行 っ た。 即 ち 、 冷凍機 の運転 を 継続 し な が ら 、 吸収器循環水 に 、 ヒ ド ラ ジ ン 8 4 p p m を 添加 し て 、 吸収器 に 送 つ た 。 な お 吸 収器 の 入 口 の 温 度 は 2 7 t: 、 出 口 温度 は 3 2 で であ っ た。 2 4 時間後、 循環水中の ヒ ド ラ ジ ン濃
[0099] 度ほ 0 . 8 p p m に低下し てい た。
[0100] 洗浄後、 開缶 し、 銅チ ューブを半割 り に し て内壁を観
[0101] 察 し た と こ ろ 、 緑青は完全に除去さ れ、 壁面ほ酸化銅の
[0102] 光沢を放っ てい た。
[0103] 実施例 4
[0104] タ ーボ冷凍機の蒸発器に用い ら れた、 ほぼ全面に緑青
[0105] が発生 し てい る銅チ ューブに つ い て 、 本発明剤に よ る洗
[0106] 浄を行っ た。 即ち、 冷凍機の運転を停止 し、 蒸発器に バ
[0107] イ ノ ス ラ イ ン を仮設 し、 N 2 H 4 1 . 8 %を添加 し て、
[0108] バ ツ チ洗淨を実施 し た。
[0109] 2 時間の洗浄の後、 銅チ ューブを抜管半割 り に し て、
[0110] 内壁を観察 'し と ビろ 、 緑青ほ完全に除去さ れ、 壁面は . 酸化銅の光沢を放つ てい た。
[0111] 参考例 1
[0112] 実施例 1 に お い て 、 ヒ ド ラ ジ ン 8 0 p p m 及 び塩酸
[0113] 5 %を添加 し た洗浄液を用い た こ と 以外ほ全 く 同様に し
[0114] て供試銅チ ューブの洗浄を行い、 洗浄後の洗浄液中の全
[0115] 銅量の測定及び銅チ ューブの外観の観察を行つ た。 その
[0116] 結果、 洗浄液中の全銅量は 5 0 O p p m であ り 、 チ ュー
[0117] ブ外観は酸化銅の色は見 ら れず、 純銅の光沢を有 し てい
[0118] た。
[0119] 本例よ り 、 酸を用い た場合に は、 緑青だ けで な く 基材
[0120] 自体も洗い出す可能性があ り 、 基材に悪影響を与え る こ
[0121] と が あ る こ と が明 ら か で あ る 。 産業上の利用可能性
[0122] 以上の通 り 、 本発明の緑青除去剤及びそれを用い た緑 青除去方法に よ れば、 緑青の除去を短時間で極めて良好 に行う こ と がで き 、 こ れ に よ り 基材の孔食等の腐食を防 止す る こ と が可能 と な る 。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
( 1 ) ヒ ド ラ ジ ン を舍む こ と を特徴 と す る 緑青除去 剤。
( 2 ) 緑青除去剤は銅用防食剤を含んでい る こ と を特 徴 と す る請求の範囲第 1 項に記載の緑青除去剤。
( 3 ) ヒ ド ラ ジ ン の含有量が 1 0 〜 5 0 重量%で あ る こ と を特徴 と す る 請求の範囲第 1 項 に 記載の緑青除去 剤。
( 4 ) 銅 用 防食剤 の 含有量 が ヒ ド ラ ジ ン に 対 し て 0 . 0 5〜 2 0 重量%であ る こ と を特徴 と す る請求の範 囲第 2 項に記載の緑青除去剤。
( 5 ) 銅用防食剤がベ ン ゾチ アゾール、 メ ルカ ブ ト べ ン ゾチ アゾール、 ベ ン ゾ ト リ ァゾール及び ト リ ル ト リ ァ ゾールよ り な る群か ら選ばれる少な く と も 1 種の ァゾ一 ル類であ る こ と を特徴 と す る請求の範囲第 2 項に記載の 緑青除去剤。
( 6 ) ヒ ド ラ ジ ン と 銅用防食剤 と を混合す る こ と を特 徴 と する緑青除去剤の製造方法。
( 7 ) ヒ' ド ラ ジ ン に 対す る 銅用防食剤 と の混合割合 が、 0 . 0 5 ~ 2 0 重量%であ る こ と を特徴 と す る請求 の範囲第 6 項に記載の製造方法。
( 8 ) 銅用防食剤がベ ンゾチ アゾール、 メ ルカ ブ ト べ ン ゾチ アゾール、 ベ ン ゾ ト リ アゾール及び ト リ ル ト リ ァ ゾ一ル よ り な る群か ら選ばれる少な く と も 1 種の ァゾ一 ル類で あ る こ と を特徴 と す る請求の範囲第 6 項に記載の 製造方法。
( 9 ) 混合温度が 5 〜 5 0 で で あ る こ と を特徴 と す る
請求の範囲第 6 項 に記載の製造方法。
( 10) ヒ ド ラ ジ ン を洗浄水中 に添加す る こ と を特徴 と
す る 銅基材の緑青除去方法。
( 11 ) ヒ ド ラ ジ ン を 処 理系 内 の 濃度 が 5 0 p p π! 〜
3 重量% と な る よ う に 添加す る こ と を特徴 と す る 請求の
範囲第 1 0 項 に記載の緑青除去方法。
( 12 ) ヒ ド ラ ジ ン を 処理系内の濃度が 5 0 〜 2 0 0
P p m と な る よ う に添加す る こ と を特徴 と す る 請求の範
囲第 1 1 項 に記載の緑青除去方法。
( 13 ) 銅用防食剤を洗浄水中 に添加す る こ と を特徴 と
す る 請求の範囲第 1 0 項 に記載の緑青除去方法。 '
( 14) 銅 用 防 食 剤 の 添 加 量 が ヒ ド ラ ジ ン に 対 し て
0 . 0 5 〜 2 0 重量% で あ る こ と を特徴 と す る 請求の範
囲第 1 3 項 に記載の緑音除去方法。
( 15 ) 銅用防食剤がベ ン ゾチ ア ゾール、 メ ル カ ブ ト べ
ン ゾチ ア ゾール、 ベ ン ゾ ト リ ア ゾ一ル及び ト リ ル ト リ ア
ゾ一ル よ り な る 群か ら選ばれ る 少な く と も 1 種の ァ ゾ一
ル類で あ る こ と を特徴 と す る請求の範囲第 1 3 項 に記載
の緑青除去方法。
( 16 ) 処理温度が 0 〜 1 0 0 で で あ る こ と を特徴 と す
る 請求の範囲第 1 0 項 に記載の緑青除去方法。
( 17 ) 洗浄水中 に銅基材を浸漬す る こ と を特徴 と す る
請求の範囲第 1 0 項 に記載の緑青除去方法。
( 18) 洗浄水を銅基材表面 に循環供給す る こ と を特徴 と す る 請求の範囲第 1 0 項 に記載の緑青除去方法。
( 19 ) ヒ ド ラ ジ ン を循環水中 に添加す る こ と を特徴 と す る 請求の範囲第 1 0 項 に記載の綠青除去方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
CN103069050B|2016-11-16|除锈组合物
US6492308B1|2002-12-10|Post chemical-mechanical planarization | cleaning composition
FI101981B|1998-09-30|Menetelmä ruostumattoman teräksen peittaukseen ja passivointiin ilman typpihappoa
US7122148B2|2006-10-17|Cooling water scale and corrosion inhibition
EP1690961B1|2014-11-05|Alkali cleaning fluid for aluminum or aluminum alloys and method of cleaning
US4108790A|1978-08-22|Corrosion inhibitor
CA1182389A|1985-02-12|Non-fluoride acid compositions for cleaning aluminumsurfaces
US4595519A|1986-06-17|Metal cleaning compositions
KR20000067903A|2000-11-25|연속 화학 공정을 이용한 전자부품 제조를 위한 습식 처리법
US4370173A|1983-01-25|Composition and method for acid cleaning of aluminum surfaces
CA2444929C|2011-11-22|A process for removing aluminosilicate material from a substrate, and related compositions
ES2275138T3|2007-06-01|Procedimiento de extraccion de una zona pelicular de un componente.
AU2012242671A1|2013-11-14|Method of dissolving and/or inhibiting the deposition of scale on a surface of a system
CA1275871C|1990-11-06|Procede de reparation par diffusion
CN105543861B|2018-02-27|一种新型除锈液及其制备方法
EP2222892B1|2014-03-26|Wälzbeanspruchtes bauteil und verfahren zur oberflächenbehandlung eines wälzbeanspruchten bauteils
US4124407A|1978-11-07|Method for cleaning aluminum at low temperatures
JP4197269B2|2008-12-17|バルブ・管継手等の銅合金製配管器材のニッケル溶出防止法及びその銅合金製配管器材
CN101016501A|2007-08-15|取代煤油的轴承专用清洗剂及其制备方法
CA1231294A|1988-01-12|Compositions and processes for cleaning andpassivating metals
US4452643A|1984-06-05|Method of removing copper and copper oxide from a ferrous metal surface
US6761774B2|2004-07-13|Composition and method for the in situ removal scale from a substrate
US4780150A|1988-10-25|Corrosion inhibited acid cleaners
CA2095809C|2001-06-12|Method for cleaning aluminum and aluminum alloys
US4707191A|1987-11-17|Pickling process for heat-resistant alloy articles
同族专利:
公开号 | 公开日
KR880700102A|1988-02-15|
KR930004559B1|1993-06-01|
JPS61272392A|1986-12-02|
JPS6345474B2|1988-09-09|
GB2196991B|1990-03-28|
GB2196991A|1988-05-11|
BR8607125A|1988-02-23|
GB8724359D0|1987-11-18|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1986-12-04| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): BR DE GB KR US |
1988-03-31| REG| Reference to national code|Ref country code: DE Ref legal event code: 8642 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP60/115054||1985-05-28||
JP60115054A|JPS6345474B2|1985-05-28|1985-05-28||KR8770060A| KR930004559B1|1985-05-28|1986-05-20|녹청 제거방법|
BR8607125A| BR8607125A|1985-05-28|1986-05-20|Removedor de patina,processo para a sua producao,e processo para a remocao de patina|
[返回顶部]